現在、世界中で飲まれている紅茶や青茶の発祥の地である武夷山は、お茶の聖地と言っても過言ではありません。“茶樹品種王国”武夷山のお茶の中でも象徴的存在“茶中状元”である大紅袍は、天心岩九龍窠にたった4株だけの茶樹を指します。たんなる茶樹ではありません。樹齢400年以上ともいわれる神秘のベールに包まれた茶樹です。
大紅袍という名前の由来はたくさん伝説がありますが、ほとんどは難病に苦しむ貴人に天心寺の和尚さんが大紅袍を差し上げたところ、病気が治って感謝した彼らが大臣にしか着ることが許されない紅袍を茶樹にかけたというものです。産地や茶葉の特徴から名付けられるという一般的な命名方法から考えると、春に出る芽の色が紫紅色であるので、遠くから見るとまるで紅袍がかけられているように見えるからこの名前がついたという説が本当のような気がします。そうは言っても、文雅的な香がするその名は十分に他のお茶とは違うという雰囲気を醸しだしています。
年間収穫量 はわずか800g、一般には流出せず国が管理して国家的行事の折や国賓にのみ供されます。当然非売品ではありますが、一部オークションに出品されます。ある年、大紅袍はたったの20gなのに200万円以上の値で落札されたとの記録が残っています。

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大紅袍