九曲紅梅
きれいな杏色

九曲紅梅は100以上前から存在するお茶で、ルーツは福建省武夷山です。太平天国の乱の際、福建省の人々が大塢山付近(龍井茶の産地で有名な西湖付近)に移住してお茶を作ったのが始まりです。なぜ紅茶が緑茶の名産地で作られたかというと、当時福建省は国内と比べ何倍もの金額で紅茶を輸出していたからです。輸出を考えて作られた紅茶かと思われます。
九曲というのはルーツとなった場所である九曲渓、紅梅は紅梅のような紅色の水色であることから九曲紅梅と名づけられました。龍のように細くよじれたその形状から九曲烏龍とも呼ばれています。杭州には「一紅一緑」という表現がありますが、「緑」はもちろん中国一の緑茶龍井、「紅」はこの九曲紅梅です。

茶葉は細くほじれています

太平天国とは
清朝時代、秘密結社上帝会の洪秀全が1851年に建てた国です。広西省で兵を挙げ、南京を首都としました。キリスト教を信仰し、土地私有を認めず、清朝打倒を宣言して、辮髪を禁じました。1864年に李鴻章ら政府軍に滅ぼされましたが、その平等主義は後に影響を与えました。